硫黄島が噴火したらどうなる?被害状況や津波の心配は?歴史も解説!

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ALOHA!

ハワイ大好きフネっちです。

鹿児島県の薩摩硫黄島で噴火警戒レベルが1から2に引き上げられました。

もし噴火したら、どうなるのでしょうか?

被害状況や津波の心配、歴史についてもまとめてみました☆

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硫黄島が噴火したらどうなる?被害状況や津波の心配は?

2018年3月19日、鹿児島県にある硫黄島の噴火警戒レベルを1から2へ引き上げたと気象庁が発表しました。

噴火警戒レベル1は活火山であることに留意程度で、レベル2は火口周辺規制になります。

火山性地震が増え、2月以降は火映現象(火口付近が明るく赤く見えること)がたまに観測されており、熱活動が高まっているとみられています。

そこで気になってくるのが、「噴火したらどうなるのか?」ということですよね。

硫黄島は世界で最も危険な火山であるとも言われています。

約7300年前に、国内最大規模の大噴火を起こした鬼界(きかい)カルデラの周縁部にあります。

鬼界カルデラとは、薩摩半島から約50km南の大隅海峡にあるカルデラのことで、薩摩硫黄島はランクAの活火山に指定されています。

大噴火時の火砕流は海を渡って南九州を直撃し、当時南九州に住み着いていた人を全滅させ、個々の縄文文明を壊滅させたそうです。

今屋久島に残っている縄文杉はこの噴火時にかろうじて生き残った物とも言われています。

今後は硫黄島で小規模な噴火が発生する可能性があり、火口から1kmの範囲に大きな噴石が飛散する可能性があります。

さらに、降灰火山ガスにも注意が必要です。

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硫黄島の噴火で危険なのは隆起(高く盛り上がること)で、これはマグマの上昇と考えられています。

地下のマグマが一気に地上に噴出する壊滅的な噴火のことを破局噴火といいます。

破局噴火が起こっても距離があるため、直接的な影響や火山灰の心配はないようですが、最も恐ろしいのは破局噴火による津波とされています。

あと火山灰が成層圏(地球をとりまく対流圏の上層で、気温がほぼ一定した大気層)に周遊することにより、地球規模で気温が低下し、農作物などに大きな被害をおよぼし食料品不足になることも懸念されているようです。

また、神戸大学には研究チームがあるようで、2018年2月に、鬼界カルデラで直径10㎞、高さ600m、体積32㎦超の世界最大級の溶岩ドームを発見したそうです。

溶岩の成分を分析したところ、この溶岩ドームは約7300年前の大噴火後に、新しいマグマの活動によって形成されたと判明。

現在も活発に活動しており、今後100年間に1%程度の確率で、もし噴火した場合なんと「約1億人の犠牲者」が出ると推測されているんです。

もし、破局噴火が起こったら一番心配されるのは津波のようですね。

しかし本当に大きな噴火が起こった場合は、約1億人の犠牲者が出る可能性もあるということです。

もしかしたら日本が滅びるなんてこともあるのでしょうか・・・考えただけで恐ろしいですね。

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硫黄島の噴火の歴史

硫黄島は、鹿児島県南端部から30キロほど離れた位置にあり、東西6キロ、南北3キロ、面積11.7平方キロで、人口114人ほどの小さな島です。

  • 1988年1月18日 4回の噴煙を観測。
  • 1990年頃 島の東にある主峰の硫黄岳の山頂火口内の縁部に近い火口斜面に高温噴気を確認。
  • 1994年以降 火口縁部よりも中心部の火口底における噴気活動が活発化。
  • 1996年10月 火口底に形成された新火孔(山の火口内または周辺部に新たに形成された小さい噴出口)を確認。
  • 1998年7月 火口底部の火孔が30m程度に拡大し、火山ガスと火山灰の間欠的な放出を確認。

1990年代末からは、頻繁に噴火し、島内に火山灰を降らせています。

2005年以降になると、噴煙はあげていたものの、活動は落ち着いていました。

しかし、火口内部では非常に活発な噴気活動が観察され、噴気孔の赤熱現象が見られました。

現在も隆起が続き、噴気もあり、2012年2月から5月にかけて旧火口(通称:ミリオンダラーホール)のごく小規模な水蒸気爆発など、硫黄島内の各所で小規模の水蒸気爆発を起こしているようです。

まとめ

硫黄島が噴火したら、小規模の場合は噴石や降灰、火山ガスに注意が必要なようです。

大規模の場合は津波や食料不足、もしくは最悪1億人もの被害者が出るとのことですので、恐ろしいですよね。

最後までお読みいただきありがとうございました☆

MAHALO!

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